
Story
それは、2015年12月。
声楽家であるリリコが、
地元に天井高・音響・空間の三拍子備わった音楽空間がないため
響きに拘って自宅を建て替えたら、
「天井の高~い」「柱の一本も出ない」「四角い綺麗な響きの空間」
が出来上がりました。
周りは、住宅街です。
でも、扉を開けるとそこは別世界。
ヨーロッパ郊外の小さなチャペルを想わせる “ 音の舞う空間 ” が広がります。
“ 美しい響き ” があります。
“ 高い天井 ” と“ 真っ白な広い空間 ” があります。
誰にも気兼ねなく、のびのび音楽を奏でることができるんです!
♬♪ ♩♫ ♬ ♪.
リリコは、音楽をヨーロッパで学びました。
街には、音楽が溢れていました。
噴水の近くで、魚屋さんが気持ちの良い声で歌っていました。
映画館に足を運ぶように、オペラ座でも立ち見が出来ました。
まるで歌舞伎座の幕見席みたい…?
広い通りでは、バイオリン弾きがうっとりするようなメロディーを
当たり前のように奏でていました。
石造り文化の家庭では、マンションであっても天井が高く、
リビングルームで気軽にバースデーコンサートも出来ました。
持ち寄りでおいしいティー&スィーツを食しながら。
本当に至福の時間でした。。。
♬♪ ♩♫ ♩. ♪
個人のささやかなサロン(ホール)ではありますが、
私リリコは 一人でも多くの方々に、
この気軽な、
しかし、ホンモノの “ 響きの空間 ” を一緒に楽しんでいただきたい。
こんな気持ちを皆さんと共有したいんです!!
音楽を共に楽しみましょう。
ご一緒に演奏しましょう。
そして、ここから素敵な音楽を発信しましょう。
地域に根ざした愛されるホールとして、
音楽愛好家のための “素敵な たまり場 ” になってほしいと考えております。
オーナー声楽家 石井りりこ

りりこホールのピアノは、
ヤマハ楽器製の譜面台に透かし模様の入る木目調アップライト「ヤマハ L-101」に、
「グランフィール」機構を搭載したモデル。
L-101は、アップライトでありながら、演奏中も楽器越しに歌手や奏者、指揮者と向き合えるといった、伴奏時のピアニストの動きを自然に支えてくれるのが特徴。
また、音を響かせるのために、ピアノ上部と背面部を二重に開放することが出来る。
特に中音部の音が美しく、
繊細な表現にも適しているのが歌い手には嬉しい。
当初は、ホールなのだからグランドピアノに買い替えようかと思い、調律師に相談したところ、
「このホールでグランドピアノを伴奏楽器として使うと響きすぎるかもしれない」と…
そこで、アップライト楽器内に取り付ける
”グランフィール” 機構を紹介された。
この ”グランフィール” 機構は、
グランドピアノの鍵盤タッチや音色をアップライトに取り入れるシステム。
普段アップライトで練習している子供たちが
コンクールでは慣れないグランドピアノで演奏するために実力が発揮できないということを、
調律師の藤井幸光さんが聞いたことがきっかけで生まれたという。
そもそもアップライトとグランドピアノでは、鍵盤のタッチが異なり、
筋肉の使い方も違ってくる。
それがこの機構を加えることにより、
グランドピアノにより近いタッチや音色を得られるようになる。
この藤井さんの心意気に深い感銘を受け、
「ぜひ、入れよう!」ということに…。
教室の生徒やサロンコンサートを聴きに来た人にも「綺麗な音のピアノですね!」と
大変好評。
あるオペラピアニストには「アップライトであることを忘れてしまいそう」とまで。
ものづくり日本大賞
<内閣総理大臣賞>も受賞している。